財団について

理事長挨拶

理事長 前島 洋平 公益財団法人寺岡記念育英会の財団案内をご覧いただき、誠にありがとうございます。

当財団は、2018年に株式会社カワニシホールディングス(現 オルバヘルスケアホールディングス株式会社。以下「カワニシ」という)と前島智征氏(同社名誉会長・当時)によって設立されました。財団名の「寺岡」は、私の祖父であり、「カワニシ」の創業者である寺岡清照氏に由来しています。

私は現在、医療・介護機器販売業の企業経営を行っておりますが、もともとは腎臓内科医として2014年まで岡山大学医学部で教育・研究・臨床に携わり、寄附講座教授として医学の発展に貢献してまいりました。その過程で、研究助成や奨学金、海外留学助成を多くの財団や団体からいただき、医学研究を進めることができました。この経験を通じて、医学研究者が安心して研究に挑戦できる環境や、海外での研究留学が可能となる仕組みの重要性を痛感し、現在この財団の理事長を務めております。

近年、医学の世界では、創薬、プレシジョンメディスン、AI(人工知能)、ロボット技術の応用、ビッグデータの活用、ゲノム解析など、目覚ましい進歩が続いています。これらの革新的な知見や技術が医学研究に取り入れられ、社会実装されることで、私たちの健康や医療の在り方が大きく変わる可能性を秘めています。
当財団では、岡山県内で最先端の研究に取り組む研究者や、海外での学びを通じて国際的な視野を広げようとする研究者を支援することで、未来の医療の発展に寄与したいと考えています。これらの活動を通じて、医学研究の進歩と人材育成を支援し、より良い社会の実現に向けて貢献してまいります。

私たちの活動は、多くの皆さまのご理解とご支援によって成り立っています。これからも、皆さまとともに歩みを進め、医学の発展に寄与していきたいと願っております。どうぞ、当財団の取り組みに対し、今後とも温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます
最後に、皆さまのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

2025年8月吉日
公益財団法人 寺岡記念育英会
理事長 前島 洋平